哀しみ
感情コントロールのサイクル
死別体験からくる大きな悲嘆の感情は、誰に取っても耐えがたく、またその後の人生に長く横たわるものです。 「人間は感情の動物である」と言われますが、まさにこの「感情」があるからこそ、私たちは嘆き哀しむわけ ...
ユーモアの力を活用する
グリーフでは、あらゆる困難が降りかかります。その時に問われるのは、自身の態度です。 悲嘆から絶望を感じるのか、それともわずかな手がかりや光を見ようとするのか。当然後者の方が良い訳ですが、実際にはそう簡 ...
哀しむことを避けてはいけない
大切な人の死というのは、人生で最も衝撃が大きい出来事ですが、それだけ大きければ当然受け止めるだけでも並大抵のことではありません。 ほとんど多くの人がこの深い深い哀しみを受け止めることができず、哀しみに ...
小さな光が見えるとき
なぜ生きるのか、どうして自分は生きているのかと自問自答を繰り返し、自分自身を喪失してしまうようになり、絶望という名の闇の中を歩いているとやがて小さな光があることに気づきます。 「止まない雨はない」「夜 ...
イベントをやった方がいい理由
一周忌や三回忌など、死別してからも亡くなった人のための法事は続きます。 また、四十九日、百箇日などもありますし、月命日、命日などもずっと続いていきます。これだけ考えると、大切な人を忘れることなど絶対に ...
トランジション
「いったいいつまでこの哀しみは続くのだろうか」 「どうすればこの苦しみから抜け出せるのだろうか」 「ただただこの辛い状態が早く終わってほしい」 誰しもがこのように考えます。残念ながら簡単 ...
第三者には理解されないからこそテクニックが必要になる
先日 Twitter でもつぶやきましたが、若年死別だろうが何だろうが、死別体験というのは、その個人にとっては人生を揺らがすほどのインパクトを持っていますが、他人から見ればそれは「他人様の死」というだ ...
言葉にできるものとできないものに分けること
「どう伝えたらいいか分からない」-私自身が妻を失ってから悩んだ部分です。 哀しい、だけではうまく伝えきれていないという感覚もありつつ、でもそれ以上の言葉が見つからないという状態がずっと続きました。 言 ...
死別直後は話せる場所があるが、時間が経つとどこにも吐き出せない
喪失体験をすると、その哀しみや苦しみは想像に絶するものとなりますが、グリーフプロセスと密接に関係する「時間軸」を主として考えた時に、死別後、時間が経っても辛い状況というのは存在します。 「時間が経てば ...