喪失に関して人は様々な反応を示します。
私自身も非常に様々な反応を示したことは記憶に新しいところです。主に心理的な側面では大きく揺れ動く感情や価値観など、自分ではコントロールできない事態を何度も何度も経験しました。
パニック状態に陥ってしまっても、自分が抗う術を持っていなかった時期に、自分自身の生命の危機を感じたことは一度や二度ではありません。
そんな中で私が必要としたのはグリーフに関する知識です。哀しみとは何か、人が死ぬというのはどういうことなのか、何をすればこの哀しみや苦しみから逃れることができるのか、といったことを知識として学ばなければならないと痛感してきました。
今でもまだ不十分ではありますが、書籍、ワークショップ、カウンセリング等々トータルにして100万円以上のお金をかけて、自分なりのグリーフワークを行ってきました。
その結果、ある程度の知識体系が自分の中で作り上げることができ、その後に襲い掛かる様々な悲嘆の反応を徐々に冷静に捉え、分析できるようになってきました。(もちろんすべてがうまく行くわけでありません。ただ、同じパターンには自分なりの対処法が見つかることで、反応はするが反射はしないようになりました)
このサイトでは、これまでに自分自身が理解してきたこと、自分が納得してきたことを整理、体系化し、自分が役に立った「グリーフの知識」ということでまとめています。
現在掲載中の記事一覧
今、まさに愛する人を失ってしまい、哀しみの奥深くまで入り込んでしまっている方にとって、混乱状態を抜け出す、もしくは客観視できるテーマがあれば、これほどうれしいことはありません。