dan325

10年ほど前に妻を癌で亡くしました。若年死別経験者。愛する人や大切な人の喪失や死別による悲嘆(グリーフ)について自分の考えを書いています。今まさに深い哀しみの中にいる方にとって少しでも役に立てれば嬉しいです。

    コラム

    もうここには「いない」という事実について

    グリーフプロセスの最終段階は「受容」と言われていますが、簡単に言えば「大切な人が亡くなった」という事実を、フラットな状態で受け入れているということになります。 つまり、「大切な人の死」を認めて生活して ...

    コラム

    【死別・喪失直後の方向け】今とても苦しいなら

    遺族はその経年によって徐々に心境の変化がありますが、特に初期段階においては、非常に辛い時期や辛い状況、心境におかれることになります。 そうやって過ごしていく中で徐々に気持ちの変化はあり、そのグリーフプ ...

    コラム

    哀しめなくなる時がくる

    グリーフプロセスは果てしなく長い道のりですが、グリーフプロセスは変化の連続でもあります。 哀しみの最中にいる人にとっては全く信じられないかもしれませんが、実はいつの日か簡単に哀しめない時がやってきます ...

    コラム

    生きる力

    保険の商品名みたいなタイトルですが、中身は真剣です。 「生きる力」は喪失体験者にとっては対極のテーマでしょう。しかしだからと言って取り上げない訳にはいきません。なぜなら愛する人が先に逝ってしまっても、 ...

    コラム

    哀しくない訳じゃない

    グリーフへの理解が徐々に進んでくると、日常生活に新たなリズムが形成されていきます。 「大切な人の不在」が生活の中に組み込まれていくことになります。 例えば家族の中で旦那さんが亡くなれば「旦那さんが亡く ...

    コラム

    グリーフの知識は心を理解するためのツールに過ぎない

    喪失というのは、その体験を通じて自分自身の心や体のバランスを崩し、立ち直れないくらい打ちのめされることも含まれています。愛する人を失ったという事実だけでなく自分自身も失ったというのが正解と言えるでしょ ...

    コラム

    バラ色の人生

    「バラ色の人生」という表現をします。自分の人生において大切な人ができて、その人が「愛する人」となって結婚して夫婦になる―こんな当たり前のこと、でも奇跡的なことが起きると、やはり「バラ色の人生だな」と思 ...

    つながり

    コラム

    哀しみは愛する人とのつながり

    喜怒哀楽という感情のうち「哀しみ」と「怒り」が残りの感情を飲み込んでしまうのが、私たち遺族の普段の感情でしょう。 特に喪失直後には、この感情を中心に様々な感情が心の中を渦巻いています。それは亡くなった ...

    コラム

    死別したからこそ僕たちは愛を叫ぶ

    「死んだら終わり」そんな風に思う時もありました。しかし、そうではないという経験もしてきました。 https://twitter.com/dan3256/status/14199979104988733 ...

    コラム

    哀しみは新しい友人

    大切な人がこの世を去り、私たちが毎日感じる哀しみは、時に突き刺すように鋭く、時にじわじわと静かに浸透します。何年経っても哀しみは消えることはありません。 https://twitter.com/dan ...