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死別の哀しみを学ぶ書籍

こちらではグリーフを学ぶ、喪失を理解する手助けとしての書籍を紹介します。

グリーフに関する知識、またそれに派生する愛、時間などについて学習することで自分だけのグリーフを身につけ対処できるようになれば、愛する人との別れ、大切な人を喪失するということにおいて、自分なりの答えを持つことができるでしょう。

順次更新いたします。

オススメの書籍(2023年5月現在)

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死ぬ瞬間―死とその過程について エリザベス キューブラー ロスの代表作。「死の受容のプロセス」はあまりにも有名。実際にはコレ通りという訳にはいかないが知識として知っておきたい。
永遠の別れ ロス博士の最後の著作。哀しみ、喪失についての総まとめ。
死とどう向き合うか アルフォンス・デーケン氏の「悲嘆の12段階のプロセス」について。これも知っておいて損はない。
喪失学 坂口 幸弘氏の著書。グリーフや様々な喪失に関わる内容なので広くグリーフを理解することができる。
死別の悲しみに向きあう トーマス アティッグによる著書。喪失は受動的なものではなく能動的に選択できるとした画期的な内容。目からうろこ。
死別の悲しみを癒すアドバイスブック キャサリン・M. サンダーズ氏。具体的なグリーフワークが豊富。グリーフが体系的にまとめられているので理解しやすい。
ボウルビイ 母子関係入門 ジョン ボウルビィ氏の「アタッチメント」理論。執着心や絆を理解することによって自身の亡き人への感情理解の手助けとなる。
「大切なもの」を失ったあなたに―喪失をのりこえるガイド ロバート・A. ニーメヤー博士。パターン別の喪失に整理されており、グリーフの理解が進みやすい名著。
愛するということ エーリッヒ・フロムの超有名な著書。愛することとはどういうことなのかを解説。
それでも人生にイエスと言う かの VEフランクル著。ナチス強制収容所に収容された絶望的な状況下で「人生は私に何を期待しているのか」を問う。
だれかの記憶に生きていく NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演された木村氏による著書。「自分は何によって覚えられたいか?」という視点は遺族には新鮮。
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 佐々涼子氏。開高健ノンフィクション賞受賞作。国際霊柩送還士という仕事を通じて、人の死を描く。愛する人の死を哀しみ抜くこと。
エンド・オブ・ライフ 佐々涼子氏。本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞。「命の閉じ方」を学ぶことによって死別、喪失。悲嘆に迫ることができる。
安楽死を遂げるまで 宮下洋一氏。安楽死制度、人間の尊厳などに迫る内容で必読です。
安楽死を遂げた日本人 宮下洋一氏。こちらは日本人バージョン。NHK でも放映されたのでご存じの方は多いかも。
だから、もう眠らせてほしい 西 智弘氏。日本での安楽死制度を医者の立場から切り取る。様々な意見が興味深い。
トランジション トランジションとは「何かが終わる時期」「混乱や苦悩の時期」「新しい始まりの時期」の3つがあるという概念。非常に役に立つ。
メンタルマネジメント大全 メンタルに関する全般。グリーフの基礎についても記載されているので初心者には分かりやすい。またそれ以外のメンタル不調についても記載があるので全体を理解するのにお勧め。
Chatter(チャッター): 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 死別体験者には特に有効な書籍。チャッターと呼ばれる内なる声をどうコントロールするかについて具体的な方法論が書かれている。哀しみによって引き裂かれるような想いや後悔、罪悪感などのネガティブな思考に対して実践できるものが多数。
こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳 認知行動療法のセルフヘルプ。
はじめてまなぶ行動療法 認知行動療法の基礎から学ぶことができる。
認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ―CBTカウンセリング CBT(認知行動療法)について難しい理論よりも実践。
レジリエンス:人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋 近年脚光を浴びている「レジリエンス」について学ぶことで「折れない心」を作る。
幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 前野隆司氏。グリーフを学ぶということではないがそれらを包括する「幸せ」とは何かを理解することで、喪失についてさらなる理解を深めることができる。
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dan325

10年ほど前に妻を癌で亡くしました。若年死別経験者。愛する人や大切な人の喪失や死別による悲嘆(グリーフ)について自分の考えを書いています。今まさに深い哀しみの中にいる方にとって少しでも役に立てれば嬉しいです。

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